チェンバロのコンサート - 内容 |
◇トークと演奏
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「しゃべるな」と言われたって、いろいろお話してしまいます(笑)。 |
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特にチェンバロは、始めて見聞きする方の多い楽器ですから、演奏の合間のトークは重要だと考えています。 |
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楽器の歴史
チェンバロの歴史とともに、他の鍵盤楽器(オルガン・ピアノ)の発達経緯などの説明をします。
→チェンバロは弦楽器
→オルガンは管楽器
→ピアノは打楽器
... なのですよ!!
ちなみに「チェンバロ」はイタリア語&ドイツ語、「ハープシコード」は英語、「クラブサン」はフランス語で、楽器としては同じものです。
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楽器の構造
「チェンバロとピアノって似ているけれど、ずいぶんと違う音がしますね?」
「気が付いた事を言ってみて下さい!」
構造の違い、演奏方法の違い、などなど、ピアノを勉強している人ならば興味津々。
→鍵盤の白黒は?
→ペダルは?
→演奏中に触ってるレバーは「アレな〜に???」
... 答えは?
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曲目紹介
始めて聞く楽器だから、知らない曲ばかりが並ぶんじゃないの?
そんな事はないんです。実はピアノで弾いている名曲の中でかなりの数のものがチェンバロの時代の作品です。
バッハ、モーツァルト、ベートーヴェン等、馴染みのある作曲家とその時代背景、楽器との関わり、などを分かりやすく説明します。
「あ! この曲も!」
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◇メインテーマと演奏曲目
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チェンバロを題材としたテーマはたくさんあります。その中で、ピアニストの立場から見て興味の高いものを選んでみました。 |
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基本的に、チェンバロ奏者(バロック以前の曲目をメインに演奏)とは、まったく違った視野で演奏しています。(そりゃーピアニストですからね) でも、お客様のほとんどがピアノとともに生活をしている方々ですから、この方が良いと考えています。 |
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モーツァルト
・きらきら☆変奏曲
・ソナタ
・トルコ行進曲
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「え? なんでチェンバロでモーツァルト?」
そうなんです。実はモーツァルトの幼い時期はチェンバロの時代なんです。19歳の記録で始めて「ピアノ演奏」が出て来ます。ですから、彼の作品はすべてチェンバロでも弾けるんです。(物理的には) |
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ロココ時代
・カッコー(ダカン)
・ガヴォット(ゴセック)
・ソナタ(スカルラッティ)
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ロココは「ロカイユ(貝殻模様)」から来た言葉です。特徴ある室内装飾の様式が音楽にも当てはめられます。
宮廷音楽家として活躍した作曲家の作品を中心に曲目を組みます。
心地良い爽快な響き。優雅な気分に浸れる作品が多いです。 |
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バッハ
・メヌエット
・半音階的幻想曲とフーガ
・イタリア風協奏曲
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チェンバロの時代を代表する大家(というか、音楽家の頂点とも言える大作曲家ですね)
オリジナルの響きで聞くバッハは最高です! 本来、強弱の差の無いはずのチェンバロなのに不思議、こんなにダイナミックな響きが聞こえるなんて!
少々重たいプログラムですが、満腹&大満足! |
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実際には、これらのテーマを組みあわせ、またはコンサートの前半と後半でテーマを変えて聞いていただきます。 |
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《ロココ時代の貴族生活》
ロココの作品とモーツァルトの作品の組みあわせ。
ロココと言えばヴェルサイユ宮殿。貴族の優雅な生活と音楽文化の関係は?
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チェンバロからピアノへ
モーツァルトの作品に加えて、ベートーヴェンの「ソナチネ」や「ロンド」等。
チェンバロってなぜ使われなくなってしまったの?
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ローソクの演出
すべての照明を消して、ローソクの光の中でのバッハの響きは最高です。
そして、そのローソクも消えてしまったら?
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演奏の時間は、通常のコンサート「前半50分+休憩+後半50分」 小学校低学年40分、高学年以上は通常。 福祉などは休憩無し60分〜70分です。
ホーム・パーティー、ホテル・ディナーなどは状況に応じてプログラムを組みますが、ウェルカム・ドリンクの後40分ほど演奏、食事やワイン・タイムを1時間ほど取ってその後、後半の演奏、というのが良いようです。 |
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◇曲目のリクエスト
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たいていはOKなのですが、あまりにもコンサートの趣旨からはずれたものには応じられない場合があります。「アンパンマン」だとか「流行りのアニメ」とか、難しいです。(ピアノと同じようにはいかないのですが、もちろんコンサートの前には、その違いは分かりませんよね)
日本のメロディーとしては、「さくら」等、お琴で弾ける曲は演奏可能です。また、流行りの曲の中では「千と千尋」はとても良い響きです。 |
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出来るならば、曲目は、演奏者に決めさせてもらうのが良いです。また、どのような方々が対象となるかを詳しくお伝えいただければと思います。「集客のために、このような傾向の曲が入っていると」というような要望は、とてもありがたいです。例えば「知名度の高い曲」「子供に分かりやすい」「本格的なバロックの大曲」「日本の童謡や民謡」等々。 |
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◇映像による演出
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コンサートは音が主体ですが、時代背景や景色などをスクリーン上で見ていただくと、理解しやすくなります。チェンバロ・コンサートの場合には「ロココ時代」をテーマとして、当時の絵画(ロココ風の衣装が分かります)、ヴェルサイユ宮殿の内部(装飾品など)。「モーツァルト」をテーマとして、生家や街の景色、肖像画などを見ていただきます。 |
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動画は映しません。基本的に静止画のみで、演奏中ではなくトークとともに見ていただきます。 |
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必要な設備(道具)は、スクリーンとビデオプロジェクターです。スライド映写機でも対応できますが、現在はPCと連動したプロジェクターのほうが備わっているところが多くなりました。(ビデオ入力の端子(黄色)が付いていればOKです。)
【プロジェクターに関しては、近々持ち歩きの備品に加える予定です】 |
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◇バロック・アンサンブル
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チェンバロの一番活躍する用途は室内楽アンサンブルでしょう。バロックからロココの時代、チェンバロは通奏低音として、リズムやハーモニーを安定させるための重要な楽器でした。
このような、もっともチェンバロらしい演奏と言えるのがアンサンブルですが、残念ながらソロの演奏以外の依頼は受けておりません。アンサンブルでの奏者をお探しの方は、申し訳ありませんが他を当って下さい。 |
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◇ロココ時代のコスチューム
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当HPに出てくる、派手な衣装の写真(ロココ時代)についての質問が良く来ます。現在のところ、依頼があると、貸衣装で対応しております(1回5万円) 近い将来、1着揃えようかとも考えておりますが現在は予算が無くて... |
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